介護職を長く続けていると、どうしても様々なトラブルに見舞われてしまいます。
その1つは、利用者に怪我をさせてしまうことでしょう。
身体介助をしていて、バランスを崩してしまったというケースは少なくありません。
通常の人なら多少バランスを崩して転倒をしたぐらいでは何ともありませんが、高齢者の場合はそうもいきません。
骨折などの大怪我をさせてしまうこともあるのです。
ひどい場合には、入院をしなければならないこともあるでしょう。
そうした場合は、介護士の責任が問われることもあります。
多額の損害賠償を請求されることも考えられますよね。介護士の安い給料ではとても支払えないような額の請求をされてしまうこともあります。
ですから、万が一のときのために保険に入っておくのは賢い方法になります。
看護師の世界では、医療過誤保険というものがメジャーになっています。
介護士の世界にも、似たような保険は色々と存在しています。
施設によっては何が利用可能になっているかは違いますが、可能ならしっかりとした保険に入らせてもらうのがいいでしょう。
賠償責任が発生したときにも、経済的なダメージは少なくなります。
もちろん、保険料がかかるので毎月いくらか支払う必要が出てきますが、万が一のことは誰にでも起こりえます。
長く働くつもりなら、トラブル対策は万全にしておくのがいいでしょう。
逆に自分が怪我をしてしまう可能性もあります。
労災保険に加入をしておけば、職務上の怪我については補償されるでしょう。